金の豆知識

金の価値

金の魅力はなんといっても、その輝きと希少性の高さにあります。金は加工もしやすく装飾品にしても美しいフォルムを表現することができるため宝飾デザイナーなどにも人気の素材です。また金は価格の変動はありますが、実物資産であるため紙幣や債券のように経済要因や戦争などの原因で紙切れになってしまう信用リスクがありません。紙幣や債券は国や企業の信用で発行されており、倒産や経済に影響を受け破たんした時などは、その価値がゼロになってしまいます。

■金はそれ自体が価値を持っています。紙幣や債券のように戦争や急激なインフレなどで価値が激減したり、紙くず同然になってしまうことがない。

■希少性がある。

■容易に分割でき、分割しても価値が変わらない。

■持ち運びが簡単。(大きすぎると重い)

■市場が確立しており、公正な価格がついている。

今では金は圧倒的に宝飾品として使われていますが、その割合はというと1999年の需要合計は、4分の3という高い割合を占めており、その数値は4092tになります。分類すると宝飾品に3268t、金塊退蔵が230t、退蔵投資が276tになります。宝飾品を含めた加工品需要は、リーマンショック後の景気後退で大幅減少した2009年から若干回復の兆しがあり、宝飾品需要は主にインドの需要に牽引されて11%増になりました。

国の宝飾需要が多い国はインドの20%と一番高く、次いで欧米、東アジア、中東、中国などです。ちなみにその金の保有に関しては、日本が一番の保有国で現在の価値はが概算500京円になるとも言われています。
それでは一体その金を何処に保有しているのかというのは、主だった所でいう日本銀行前橋支店の金庫に金の延べ棒を保有していて、10万円の金貨分だけだと220tもあり、まさに金大国日本の凄さがわかります。退蔵金需要は、リーマンショック後の資金流入により大幅増となり、2009年の時と比べるとやや減少していますが、引き続き非常に高い水準を維持しています。特に現物金地金投資がインドと中国の急増が牽引役となり66%もの大幅な増加を記録して、なんと880tという市場最高の水準に達した。

では何故、金銀地金などが高騰するのかということは米国発の世界的な金融危機や米財政赤字の急増などの不況対策として各国の利下げなどにより、ドルなど主要通貨に対する世界の人々の信頼が落ちたからというのが大きな要因だと思います。世界の需要面でのポイントとしては高値圏に入って宝飾の需要がどのくらい値下がりするのか?ETF(投資信託)がどの程度買っていくのか?
高値圏に入った時にどう動くのか?などに気を使えば良いと思います。

■金塊退蔵とは
金塊退蔵というのは、金を加工せずにそのままとっておくということです。

■退蔵投資とは
公的機関や民間企業や個人が金を金融資産として保有しようとすることをいう。ちなみに金塊退蔵はアジア中近東、正味退蔵は欧米というように、おおまかに地域で分けられています。

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